「イーストビレッジの角で、バター(Smør)が溶けるように街に馴染む北欧の光。伝統のライ麦パンの上に、ニューヨークの今が積み上げられている。」
Smør
441 E 12th St, New York, NY 10009
https://maps.app.goo.gl/JJM7bk6QpfyyUL7H9



1. 店名の由来と核心:Smørrebrød(スモーブロー)
店名の Smør は、デンマーク語で「バター」を意味します。 この店の中核にあるのは、デンマークのソウルフードである Smørrebrød(スモーブロー)、つまり「オープンサンドイッチ」です。
ライ麦パンの上に、バターをたっぷり塗り、ニシンやスモークサーモン、ビーツなどを「これでもか」と美しく積み上げる芸術的な一皿。彼らはこの伝統を、ニューヨークの新鮮な地元の食材を使って「今」の味にアップデートしています。
2. コンセプト:「Hygge(ヒュッゲ)」の現代的な解釈
北欧文化を語る上で欠かせない「Hygge(心地よい時間や空間)」が、この店の根底にあります。
創業者の Sebastian Bang と Sebastian Perez(共にデンマーク出身)は、かつての高級北欧料理店の「堅苦しさ」を排除しました。白い壁、明るい色の木材、そして大きな窓。彼らが目指したのは、**「デンマークの友人宅のキッチンに遊びに来たような、明るく開放的な場所」**です。イーストビレッジという少し雑多な街の中に、そこだけ「北欧の静寂と光」が切り取られたようなコントラストが魅力です。
3. 歴史と進化:ベーカリーへの拡大
Smørはもともと小さなレストランから始まりましたが、その人気から、すぐ近くに Smør Bakery をオープンしました。彼らが焼く「カルダモンロール」や「ライ麦パン」は、瞬く間にNYのパン好きの間で伝説となりました。北欧のパン作りは、発酵やスパイス(特にカルダモン)の使い方が独特です。彼らはその「本場の技術」を、ニューヨークのオーガニックな小麦粉を使って再現しています。
料理の特徴
Smørでは、北欧の伝統料理を現代的にアレンジしたメニューが豊富に揃っています。特に以下の料理が人気です!
⚪︎スモーブロー(Smørrebrød):ライ麦パンの上に具材をのせたオープンサンドで、スモークサーモンやピクルドヘリングなど、バリエーション豊富です。
⚪︎スウェーデン風ミートボール:マッシュポテト、ブロッコリーニ、グレイビーソース、リンゴンベリージャムを添えた一皿。
⚪︎デンマーク風ホットドッグ:レムラードソース、ピクルス、クリスピーオニオンをトッピングしたユニークなホットドッグ。
⚪︎ファローボウル:ロースト野菜、アボカド、フムス、ディルサルサなどを組み合わせたヘルシーなボウル。
また、デザートにはデンマーク風パンケーキやライスプディングなど、北欧の甘味も楽しめます。
ドリンクメニュー
Smørでは、ナチュラルワインや北欧のビール、オリジナルカクテルなど、多彩なドリンクを提供しています。
⚪︎ナチュラルワイン:オーストリアやフランスの自然派ワインを中心に、白、赤、オレンジワインを取り揃えています。
⚪︎カクテル:「スパイシーキューカンバー」や「ビート&シトラス」など、ソジュをベースにした創作カクテルが人気です。
⚪︎ビール:デンマークの「カールスバーグ」や、地元ブルワリーのIPAなど、北欧と地元のビールを楽しめます。
⚪︎ノンアルコールドリンク:エルダーフラワーソーダやリンゴンベリーソーダなど、北欧らしいソフトドリンクも充実しています。
店内の雰囲気と姉妹店
Smørは、北欧の空気感をそのまま切り取ったような心地よいカフェレストラン。白木とグリーンを基調にした店内は明るく静かで、北欧らしいミニマルで温かな空間が広がっています。スタッフは気さくで丁寧、料理やドリンクへのこだわりもしっかり伝わってくる接客でした。
ちなみに、徒歩数分の場所にある姉妹店Smør Bakeryでは、シナモンロールやカルダモンバンなど、デンマークの伝統的な焼き菓子が楽しめます。Smørで食事を楽しんだあとは、ベーカリーで甘い一品をテイクアウトするのもおすすめです。